研究会について
About the Research Group
プラズマローゲン研究会は、膜成分の一つであるグリセロリン脂質の中でも、特異的な構造および機能をもつプラズマローゲン(Plasmalogen)の生理作用を明らかにする目的で、基礎および臨床研究者によって結成されたコンソーシアムです。
プラズマローゲンの研究は、その高純度抽出技術がレオロジー機能食品研究所(研究会メンバー)により開発されたことから一段と飛躍し、抗神経炎症作用、抗アミロイド作用および抗神経細胞死作用などが明らかになってきております。
さらに最近では軽症アルツハイマー病(AD)と軽度認知障害(MCI)の被験者328名を対象に実施した多施設・無作為・二重盲検試験で、ホタテ由来プラズマローゲン経口摂取によって、軽度ADの記憶機能を改善することが示唆されました。
現在、パーキンソン病・うつや睡眠に関する臨床試験など、ホタテ由来プラズマローゲンの臨床応用及び作用機序の解明に向け、本研究会によってさらなる研究の発展が、効率よく行われることを期待いたします。
九州大学名誉教授 大村 裕
プラズマローゲン研究会The Japanese Plasmalogen Society
092-273-2411〒812-0054 福岡県福岡市東区馬出3-1-1
九州大学院医学研究院加齢病態修復学講座
当法人は、プラズマローゲンに関する共同研究を行う事、及びそれを通した「脳疲労」に関する研究を行う事により、アルツハイマー病、うつ病、パーキンソン病、不登校などの行動障害、メタボリック症候群など、心身の障害の治療と予防に貢献する事、及びその成果を社会に還元する学術活動を行う事を目的とし、その目的に資するため、次の事業を行う。
目的に合う共同研究及び研究受託
成果を研究集会及び講演会で年1回以上開催し、一般に公開する。
その他、当法人の目的を達成するために必要な事業